はじまりはワーゲンバス。e-モビリティの開発物語 NO.1 2018/09/02 トピックス 電気自動車の研究はおよそ50年前、フォルクスワーゲンTypeⅡ e-キャンパーから始まります。少数のプロジェクトチームで未来のモビリティを研究していたAdolf Kalberlahによって開発されました。 これからはじまる話は、e-モビリティの先駆者の物語です。 »誰もが様々なドライブテクノロジーを研究していました« 全てが始まったとき。 Adolf Kalberlahはこの1970年の出来事を昨日のことのように覚えています。 それはフォルクスワーゲン社がWolfsburgに未来研究センターを設立した年。このセンターの早急な課題の1つがe-モビリティの開発でした。電気化学の博士号を持ち、バッテリー研究の専門家として活躍していたKalberlahが責任者として就任しました。 「世界の石油埋蔵量はあと20年しかもたないだろうと言われていたのです」と彼は笑いながら当時を振り返ります。 しかし、オイルショックと石油の高騰は、1970年代初めに世界の大都市の大気汚染が深刻化していくのと同時に現実のものとなったのです。環境保護が課題として浮上し、誰もがガソリンに代わる自動車の研究をはじめました。もちろんフォルクスワーゲンも研究の最前線を歩んでいました。 NO.2に続く。 次の記事 前の記事
電気自動車の研究はおよそ50年前、フォルクスワーゲンTypeⅡ e-キャンパーから始まります。少数のプロジェクトチームで未来のモビリティを研究していたAdolf Kalberlahによって開発されました。
これからはじまる話は、e-モビリティの先駆者の物語です。
»誰もが様々なドライブテクノロジーを研究していました«
全てが始まったとき。
Adolf Kalberlahはこの1970年の出来事を昨日のことのように覚えています。
それはフォルクスワーゲン社がWolfsburgに未来研究センターを設立した年。このセンターの早急な課題の1つがe-モビリティの開発でした。電気化学の博士号を持ち、バッテリー研究の専門家として活躍していたKalberlahが責任者として就任しました。
「世界の石油埋蔵量はあと20年しかもたないだろうと言われていたのです」と彼は笑いながら当時を振り返ります。
しかし、オイルショックと石油の高騰は、1970年代初めに世界の大都市の大気汚染が深刻化していくのと同時に現実のものとなったのです。環境保護が課題として浮上し、誰もがガソリンに代わる自動車の研究をはじめました。もちろんフォルクスワーゲンも研究の最前線を歩んでいました。
NO.2に続く。